神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2012年5月26日 エリアトップへ

町が切符販売を開始 山北駅の無人化にストップ

公開:2012年5月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

 3月17日から「無人駅」となっていたJR御殿場線「山北駅」で、5月26日から山北町(湯川裕司町長)が切符販売をすることになった。町がJR東海と交渉を進め、切符を販売する委託契約を結んだもの。駅舎は町が無償でJR東海から借用する。

 町は山北駅舎活用事業として、4月の町臨時議会で約280万円を計上している。実際の切符販売は町が委託した、鉄道OBや鉄道愛好家で組織されるNPO法人情緒豊かな町づくり(荻野治久理事長)が担当し、東日本鉄道ОB会山北町健鉄会(津田敏久会長)が協力する。改札業務などはしない。

 販売する切符はNPO法人が事前に松田駅より購入したもので、「山北駅発」の行き先駅指定切符。無割引の常備片道乗車券。大人用の行き先は、東山北駅、松田駅、下曽我駅、鴨宮駅、小田原駅、平塚駅、藤沢駅、横浜駅、東京駅、谷峨駅、駿河小山駅、御殿場駅の各駅。小人用は東山北駅、松田駅、鴨宮駅、谷峨駅、駿河小山駅、御殿場駅の各駅。販売時間は午前9時から午後5時、年中無休。

 販売メンバーは背中に「山北駅切符販売スタッフ」と書かれた黄色のジャンパーを着用し、計15人が交代で当たる。

 山北駅の利用者は一日約740人(2010年調査)。町では「かつて鉄道の町として名を馳せた町の玄関口。今回の切符販売は無人駅対策の第一弾。今後、町の特産品や物産の販売なども検討していきたい」と話している。

 町では切符の販売開始を記念した式典を本日26日午前9時から開催。駅の利用者などに用意した足柄茶のティーパック100個を配布する。
 

シャッターが閉まった券売機鉄道OBらが切符を販売する
シャッターが閉まった券売機鉄道OBらが切符を販売する

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook