大井町西大井のNEC湘南テクニカルセンター敷地内で6月27日、上大井小学校5年生52人が「ケナフ」の種まきを行った。育ったケナフは紙などに加工され、児童らの卒業証書として使用される。
当日は、同センターのNECディスプレイソリューションズ(株)環境推進部の村岡龍哉マネージャーらが講師となり、ケナフの解説や植え方などを指導した。児童らは1人2ヵ所を担当し、2粒ずつケナフの種をまいて丁寧に土を被せていった。今年は80平方メートルの栽培地に、約400本のケナフを育てる計画。村岡マネージャーは「ケナフは、夏にはもう皆さんの背丈より大きくなっています。ぜひ夏休みなどに自分の植えた種の成長ぶりを見に来てください」と呼びかけた。
産学連携で環境教育
ケナフは炭酸ガスの吸収効率に優れ、パルプ原料やバイオプラスチックなどの補強材料にもなるなど、地球環境保護につながる植物。同社では、環境教育と地域貢献活動の一環として1998年からケナフの栽培を実施しており、99年から上大井小学校と連携して5年生を対象に種まきから刈り取り、紙すき体験などを社員と合同で行っている。またケナフから作ったノートやケナフペンなどを毎年、同校に贈っている。
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