足柄交通安全協会の新会長に就任した 鈴木 眞徳さん 松田町在住 64歳
安全安心なまち目指して
○…先ごろ開かれた通常総会で足柄交通安全協会の第14代の会長に就任した。「自分のできる範囲で、会員の皆さんの協力をいただきながら、地域の交通安全に少しでも役立てるようがんばりたい」。地元松田町の交通指導隊に参加するようになってから長年にわたり携わっている足柄地域の交通安全に対しては、人一倍の思いがある。
○…松田町で生まれ育ち、大学卒業後、祖父の代から続く酒店を継いだ。「父親が消防団に入っていたので自分は指導隊にしようと思った」と、地元の先輩に誘われたこともあり、松田町の交通指導隊に入隊。その後、足柄交通安全協会の役員を歴任し、32年間にわたり足柄地域の交通安全に関わってきた。「近年、増加傾向にある高齢者や自転車事故の減少へ向けた取り組みなどに力を入れていきたいですね」と言葉に力が入った。
○…「自分が生まれ育った町になにかできることはないか」と、松田町議会議員に立候補したのが51歳の時。4期にわたり町政に携わり、現在は2期目の町議会議長も務める。「松田町も様々な課題があるが、まずは町の人口を増やしたい。町民の皆さんの意見を取り入れ、若い人たちが住みたいと思えるような住みやすい町にしてきたい」とまちづくりへの展望を語る。
○…昔から野球やボウリングなど体を動かすのが好きだった。毎朝の日課であるウォーキングがてら町の様子を見て考えを整理するのだという。「健康のためにもがんばって続けていきたい」と、現在は多忙なスケジュールの合間に親しい仲間内でゴルフをするのも楽しみだという。
○…現在約4万6千人の会員がいる同協会。「会員の皆様からの会費や協力していただいている87事業所からの賛助金をいかに有効に、有意義な形で地域の交通安全に還元できるかが重要」。地域の人たちの交通安全への意識向上につながる活動を続けていく。