民俗芸能「山北のお峯入り」 観客3500人が公演を堪能
山北町共和地区で南北朝時代から伝承されている国指定無形民俗文化財「山北のお峯入り」公演が10月14日、前回の2007年から5年ぶりに、町役場駐車場と同町高杉神明社境内で行われた。主催はお峯入り保存会(岩本章治会長)。
役場駐車場の1回目の公演に先立ち、岩本会長は「県下で最小のまちが最大のおまつりをする。能と芸能、公家の蹴鞠(けまり)など多くの要素が入った、ほほ笑みと感動を与える演技をご堪能下さい」と挨拶した。来賓の湯川裕司町長は「公演を見るだけで過去にあったであろう歴史を思い浮かべることができる。想像力を働かせることが次に伝えていく原動力になるので、公演を見ながらぜひ想像してほしい」。黒岩祐治知事は「今日はとても楽しみにしていた。あらゆる世代が参加していることが素晴らしい。世界中にここだけしかないもので、神奈川県の宝だ」と期待感を示した。公演の演技者は男性のみ80人で、今回は山北高校の男子生徒3人もはじめて加わった。観客は1回目が3000人、2回目の神明社には450人が訪れ、11種類の演舞に大きな拍手を送った。
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