神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2012年10月20日 エリアトップへ

南足柄の菊を被災地へ 個人の試みに広がる協力

公開:2012年10月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
岩手県平泉生まれの南足柄市社協・鈴木事務局長
岩手県平泉生まれの南足柄市社協・鈴木事務局長

 11月に入るとざる菊まつりが各所で催される南足柄市で、ざる菊の花鉢を東日本大震災の被災地へ届けようという動きがあり、協力の輪が広がっている。

 発起人は同市社会福祉協議会事務局長に4月に就任した鈴木郁男さん。鈴木さんは岩手県の平泉出身で今年6月、同級会に出席するため帰郷した。その際、元神奈川県職員でもある鈴木さんは、在職時代の先輩が松田町の副町長を務める縁などから、同町が震災の復興支援で力を入れている陸前高田市のふれあいセンターを訪ね、南足柄市社協職員などから寄せられた義援金を届けた。また、県の復興地活動拠点「かながわ東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(愛称:かながわ金太郎ハウス)」も訪問した。金太郎ハウスには南足柄市から所長、副所長として金太郎のキャラクター人形が派遣されている。

 鈴木さんは「岩手県は私のふるさと。高校時代、バスケットで陸前高田市に合宿したこともある。何かできないかと思ったのです」。各センターの印象を殺風景だと感じ、戻ってから「和んでもらえれば」と花を贈ることを発案した。その意に賛同し、同市都市経済部担当部長で民間農業団体・あしがらユートピアのアドバイザーも務める古屋富雄さんが今回協力をした。市内でざる菊栽培を手がける団体からも協力の意向が示されているという。ユートピア農園から寄贈されたざる菊6鉢は、鈴木さんが26日に2センターに届ける。
 

農園のざる菊を寄贈する鉢に移植する古屋さん
農園のざる菊を寄贈する鉢に移植する古屋さん
満開時には見事な花が =昨年、南足柄市内
満開時には見事な花が =昨年、南足柄市内

足柄版のトップニュース最新6

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

副市長に初の女性起用

南足柄市

副市長に初の女性起用

岩田佳恵氏が就任へ

3月30日

最高栄誉の「まとい」受章

南足柄市消防団

最高栄誉の「まとい」受章

団長「活動に大きな励み」

3月30日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook