大般若経の転読法要 松田町 桜観音(宝寿院)
「桜観音」の通称で親しまれている長谷観音寺(桜観音堂、松田庶子)の十一面観世音菩薩。観音菩薩像は古来より地元の松田庶子の人びとにより大切に守られてきたもので、1970年代から自治会会員の減少などにより護持していくのが難しくなり、隣り合う宝寿院(藤井宏映住職)に管理が移譲されている。
観音像は大和の長谷寺と鎌倉の長谷寺にある十一面観音菩薩と同じ木で作られたもので、平安時代、行基作と伝えられる。松田町指定文化財第1号。
年に一度、観音堂をご開扉する「大般若経六百巻転読法要」が8月18日に営まれ、宝寿院檀家や庶子自治会から約50人が参加した。大般若経は、300年前の富士山宝永大噴火で被害に遭った足柄平野の人びとが鎮魂と復興の願いを込めて奉納したとされるもので、7人の僧侶により大きな声で次々と経題が読み上げられると、参列者は手を合わせて五穀豊穣などを祈った。
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