南足柄市 酔芙蓉の縁は今もなお 宮崎県川南町と交流続く
南足柄市千津島にある酔芙蓉農道に9月14日、宮崎放送ラジオ局のディレクター・日高千明さんが訪れ、同所を管理する「あしがら花紀行千津島地区実行委員会」(高橋達之会長)のメンバーらと交流した。日高さんが同所を訪れるのは今回で2回目。
宮崎県児湯郡川南町には、国道沿いに酔芙蓉が咲く場所があり、日高さんは2010年に口蹄疫の被害を受けた川南町で「川南町を酔芙蓉で染めようプロジェクト」を立ち上げ活動している。「口蹄疫が終息した8月終わりに咲く酔芙蓉の花を見て、あの悲しい出来事を思い起こし、2度と起こらないようにという願いを込め活動を始めました」(日高さん)。
町民に呼びかけて、酔芙蓉の植栽を始めるにあたり、栽培方法などを調べる中で日本一の酔芙蓉農道を手掛ける千津島地区実行委員会を知り、2011年に栽培方法を学ぼうと訪れた。その活動は広がり、今年の2月には川南町の花に酔芙蓉が選ばれている。「春には酔芙蓉の挿木作りのイベントなども開催しています」と日高さん。
千津島実行委員会の高橋会長は「酔芙蓉が結んでくれた縁をこれからも大切にしていきたい。南足柄市と川南町の間で花を通した都市交流をしてもおもしろいのでは」と話す。
|
|
|
|
|
|