戦争体験を子供たちに 戦没者遺族会が社会科で授業
山北町立川村小学校(加藤陽一郎校長、児童数409人)で11月15日、山北町戦没者遺族会の石川治夫副会長(76)が6年生2クラスの社会科の授業で「太平洋戦争と当時の山北町の状況について」と題した講演を行った。石川さんは川村小の出身で終戦時の1945年は小学校の低学年。山北町も空襲による被害があり、丸山に掘られた防空壕にもぐった体験などを話した。また、食糧難だった時代や集団疎開などについても語り、「平和が当たり前になったが、守っていくことがいかに大切か」を伝えた。児童からは「その時にどういう気持ちだったのか」「どういう遊びをしていたのか」などの質問があった。
加藤校長は「子供達には人権を大事にし、自分で判断できる力を培ってもらいたい。日本には戦争があったがどういう時代だったのか、生の声を聞けた経験は大きい」。石川さんは「戦争は市民生活に影響し一番弱い子供にしわ寄せがくる。平和の礎の上に今があることを忘れてはいけない。今回は遺族会にとってもよい機会になった」と述べた。
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