荒廃地対策で生イモ栽培 まつり会場でコンニャク振舞う 山北町農業委員会
山北町農業委員会(関千代治会長、12人)が23日に開催された町産業まつり会場で、味噌コンニャクを約700人に振舞った。
農業委員会では荒廃農地対策として2010年春から、山間部の共和地区でコンニャク芋の栽培に取り組んでおり、収穫したものをコンニャクにして産業まつり来場者に無料配布したもの。前日の22日には健康福祉センター調理室に委員らが集まり、3、4年ものの大きなコンニャク芋を刻んでミキサーにかけた後、鍋でとろ火にかけて焦がさないようにかきまぜ、柔らかなコンニャクを次々に作っていった。指導にあたった委員の渡辺恵美子さんは「何度もやっているので、皆さんとても手際がいいです」と話す。
「コンニャク芋は鳥獣被害がほとんどなく、イノシシが掘り返すことがあっても食べないんです」と関会長は説明する。栽培条件に適した水はけが良く半日陰の共和地区で試みている。まつり会場の同委員会のブースでは、年間を通したコンニャク芋の栽培を紹介するパネルを展示。採取した種芋も栽培方法を説明しながら来場者に配布した。
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催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
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