大雄山最乗寺ですす払い 新年を迎える準備着々
南足柄市の大雄山最乗寺(石附周行山主)で12月13日、年末恒例の「すす払い」が行われ、石附山主をはじめ僧侶や職員ら約60人が総出で一年間の堂塔のほこりを落とし、新しい年を迎える準備をした。
朝8時の太鼓の音を合図に、僧侶らは作務衣姿に素足に下駄履きで、本堂や僧堂、御神殿などの軒や高い壁に溜まったすすやほこりを約5メートルの長いササを使って落としていった。また、仏像のほこりなどもていねいに清めた。すす払いには、ブラジルから修業にきているドゥールクラウスさん(僧名大光、23歳)も参加。大光さんは「すす払いや大掃除をして、本堂や坐禅堂等の建物がきれいになっていくと同時に自分自身の心も磨かれていく感じがしました。この素晴らしい経験をしたことに感謝したいです」と話した。
同寺では27日には古式にのっとった「山内餅つき」が行われる。しめ縄が張られた臼と水引を結んだ杵による餅つきは、石附山主によりつき始められる。出来上がったお供え餅は30日までに仏像やお堂など境内の各所に供えられる。
最乗寺の除夜の鐘つきは1日0時から。12月31日19時と22時頃に鐘をつく整理券が配られる。初詣交通規制は31日23時〜1日16時、2日・3日9時〜16時(予定)。
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