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足柄版 公開:2014年2月15日 エリアトップへ

犯罪のない安全・安心まちづくり奨励賞を受賞した暫金時APCの代表を務める 磯 茂保さん 南足柄市雨坪在住 73歳

公開:2014年2月15日

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無理せず、地道に

 ○…代表を務める暫金時APC(雨坪パトロールクラブ)が2013年度の「神奈川県 犯罪のない安全・安心まちづくり奨励賞」を受賞。「無理なく、楽しく続けられるようにやってきたことが評価されて嬉しい。表彰を受けたことで共に活動しているメンバーもさらにやりがいを感じることができると思う」と受賞の喜びを表す。

 ○…隊が発足した2006年当時は、子どもが巻き込まれる犯罪が多発していた時代。「自分たちの住む街は自分たちで守ろう」とメンバー集めに奔走した。「私たちの活動は継続していくことが大切」。特定のメンバーに負担が集中するという課題にも、見守り活動をする場所を決め、当番制を導入して改善した。

 ○…静岡県の中伊豆生まれ。1958年の狩野川台風を18歳の頃に体験した。自宅が流されるほど洪水被害が広がる中、近所に住むお年寄りを救助して警察から表彰を受けた。「思い返せばあれが防災活動に取り組む原点だったのかもしれない。近所で顔を知っていたから助けなければという一心だった」。顔見知りの隣人同士で助け合う「共助」の大切さは自身の経験から学んだ。

 ○…市内の介護施設で週に数日、夜間対応の仕事をこなす傍ら、ウォーキングを兼ねてパークゴルフ場に通い、汗を流す。「狙った通りのプレーができて、いいスコアで回れた時がやっぱり一番嬉しい。パークゴルフを始めて知り合いも増えた」とその魅力を語る。

 ○…60代から参加する隊の活動も9年目に入った。40代の隊員もいるが、最高齢は87歳。メンバーの高齢化も進み、今後は次の世代への引き継ぎが課題となってくる。「地域住民で助け合うという意識は皆さん持っている。地域の人が防犯活動に参加しやすくなるように、無理なく、楽しく活動を続けていける環境を整えていきたい」。地域を見守る瞳には優しさと決意が滲んでいた。

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