「黒岩プラン」始動へ 県西活性化を標榜
小田原合同庁舎で3月24日、県西地域活性化推進協議会が開かれ、黒岩祐治県知事や2市8町の首長、地元団体のトップら約40人が意見を交わした。活性化を進めるためのプロジェクトは月内に正式決定される見通しで、4月からスタートする。 (3月26日起稿)
「未病を治す」をテーマにした県西地域の活性化は、16の取り組み案からなる「県西地域活性化プロジェクト」に沿って進められる。
病気の予防や治療だけでなく、心身ともに健康な状態に近づけるため、県西部の温泉や自然、食材を活用。魅力をつなげることで新たなにぎわいを創り出し、東京オリンピック開催の2020年までに「神奈川モデル」として国内外に発信するのがねらい。
24日に県が示したプロジェクトの核となるのは、「未病いやしの里センター(仮称)」の新設。場所は未定だが、体験コーナーなどを設けて集客と情報発信の拠点にしたい考えだ。ほかにも、具体的な取り組みとして、足柄茶など地元食材のブランド力の強化、箱根・湯河原温泉の魅力アピールなども盛り込まれた。
黒岩知事「あとは知恵比べ」
プロジェクトを進める県は、「新たな観光の核づくり等促進交付金」として、新年度予算に1億円を計上。自治体や民間企業から取り組みに沿った事業提案があった際に、補助金を交付する。「あとは知恵比べ」と黒岩知事は語り、5月中旬までアイデアを募る。
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