山北スマートインター連結 国が正式に許可 湯川町長「名称も考える」
6年後に開通する新東名高速道路の上り線に乗り降りできる「(仮称)山北スマートインターチェンジ」で、国土交通省が18日、横浜市内の横浜国道事務所で山北町の湯川裕司町長に連結許可書を手渡した。
「町民の悲願だった」湯川町長はそう話し横浜国道事務所の杉崎光義所長から連結許可書を受け取った。
山北町では2007年から新東名高速道路へのスマートインターチェンジの設置について、国や県、中日本高速道路(株)の協力を得ながら調査を進めてきた。
今年6月に連結申請に必要な地区協議会を立ち上げ、同30日に設置に関する実施計画書を国へ提出。7月25日に国が事業採択したことを受けて、同31日に連結許可申請書を国に提出していた。8月8日には国が連結を許可。18日に連結許可書の伝達式が行われ、湯川町長が出席した。
町によるとこの席で湯川町長は「町として初めての事業であり今後も支援をお願いしたい。今後、スマートインターチェンジの名称も考えていきたい」と述べ、杉崎所長は「ぜひインパクトのある名前を考えてもらいたい」と話したという。
スマートインターは、2020年の新東名高速道路の本線開通に合わせて、清水地区の砂利採石場跡地に設置される。費用は約15億円で町の負担は6億円程度になる見通し。
まちの声
◆山北町商工会・武英男会長「長年の悲願だったので率直に嬉しい。商工会としてもスマートインター開設に向けて町などとの連携をさらに深め、地域経済の活性化につなげられるよう努力していきたい」
◆中川温泉旅館組合・井上俊之組合長「丹沢湖、中川温泉へのアクセスが飛躍的に向上して観光客が増える。さらに県道76号線が道志方面へ抜ければ、丹沢湖から相模湖、津久井湖、奥相模湖、宮ヶ瀬湖の『やまなみ五湖』のネットワークも実現して効果が高まる」
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