開成町の古民家ガーデン紋蔵(もんぞう)で9日、足柄の食材を堪能しながら地域の人たちが交流を深める「第1回南足柄・足柄上郡交流会」が開かれた。
会員制交流サイト「フェイスブック」を通じて参加者を募集したところ家族連れなど約40人が集まった。ブランド牛の「足柄牛」や足柄産のオーガニック野菜などを使った料理、ご当地カクテル「足柄茶ハイボール」、南足柄市に工場がある「アサヒビール」のスーパードライなどに舌鼓を打ちながら、流しそうめんやすいか割り、水遊びなどで交流を深めた。
古民家ガーデン紋蔵は、開成町の紹介で熱海市内の家主がNPO法人すずろ(畠山光子代表)=開成町宮台=に賃貸する茅葺屋根の空き家。紋蔵は家主の先代の名前からとった。
大井町の農業、柳川恒さん(37)が音楽イベントなどで培った運営ノウハウを活かして紋蔵をプロデュース。今年2月から毎月第2木・金・土曜日に「紋フェス」と呼ばれるマルシェ(市場)を開き、個性的な店や農作業、藍染めなどのワークショップを提供している。
今回の交流会は、日ごろから紋蔵の運営に参加する地域の自営業者らが企画。開成町の府川町長や大井町の間宮町長、松田町の本山町長がメッセージを寄せるなど行政も注目した。
家族で参加した30代の主婦は「前から行ってみたいと思っていた。普段は何気なく買い物をしていますが今回初めて地域の食材を意識した」と話し、主催者の一人で自営業の寺野圭一郎さん(34)=開成町=は「食材の準備が大変でしたが皆さんが楽しんでくれたのでよかった。また企画を練って開催したい」と、次回への意欲を示していた。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
|
|
|