任期満了に伴う松田町議会議員選挙(定数12)が9月8日告示・9月13日投開票で実施される。前回2011年は無投票だった松田町議選の動向を取材した。
現職のうち議長の菅谷一夫氏(74)=5期・無所属=と、鍵和田貴美代氏(55)=4期・無所属=の2人は今期限りの引退を明言した。菅谷一夫議長は「年齢も考慮して次期選挙には立候補しないこととした」、鍵和田氏は「議会での経験を活かし今後は地域での活動を通じて福祉の向上に貢献したい」と話した。
体調面の理由で昨年12月から定例会を欠席している廣瀬幸男氏(63)=2期・公明党=は「党と調整しているため明らかなことは言えない」とした。公明党県本部の担当者は「7月10日前後に公表できるよう調整している」=6月29日現在=などと述べ、新人の擁立に含みを残した。
新顔では、高校・大学講師の平野由里子氏(52)=松田惣領=、農業の田代実氏(59)=松田庶子=、農業の井上栄一氏(60)=松田惣領=の3人がそれぞれ無所属で立候補する意思を示した。田代氏と井上氏は松田町の元職員。井上氏は2009年の町長選に立候補している。
現職を擁立する共産党以外の政党や諸派、元職の動きもなく、7月1日時点で選管に立候補に関する問い合わせをした新顔もいない。9月の選挙には現職9人に新顔3人の12人が立候補を表明しているが、公明党の動き次第で無投票か少数混戦の選挙戦になるかが決まる情勢だといえそう。
6月2日現在の有権者数は9753人(男4796人、女4957人)。立候補予定者への事前説明会は7月28日(火)午前10時から町立公民館で行われる。
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