本紙発行1市4町の冬のボーナスについてまとめた。
【南足柄市】…一般職(平均年齢46・4歳)の平均支給額は昨年冬より8万8000円少ない78万9000円。特別職は昨冬より増加。昨年は市長50%、副町長13%、教育長10%を減額したが今年は市長15%、副市長10%、教育長5%の減額で支給率も0・075月増加。議員は5%減額を実施。支給総額2億7133万4千円(前年比2665万7千円減)。支給日12月11日(議員18日)。
【開成町】…一般職(平均年齢40・6歳)の平均支給額は昨年冬より3万6165円少ない68万7975円。特別職は昨冬実施した減額措置がないため規定通り支給。昨年は町長10%、副町長5%、教育長3%を減額した。議員は昨年と同様に規定支給。支給総額は8661万6944円(前年比412万7840円減)。支給日は12月10日。
【山北町】…一般職(平均年齢40・7歳)の平均支給額は昨年冬を2万5459円下回る70万4562円。特別職は昨年冬に実施した減額措置を今年も継続し、支給率も0・075月分下がった。減額は町長20%、副町長15%、教育長10%。議員は昨年に続き規定通り。支給総額は1億1815万6927円(前年比547万7493円減)。支給日は12月10日。
【松田町】…一般職(平均年齢42・4歳)の平均支給額は昨年より1万5880円少ない69万5665円。特別職は今年8月から副町長不在のため町長と教育長の2人に規定支給。議員は昨年に続き規定通り支給。改選があったため議長を含む新人4人の支給は規定の30%。支給総額は8621万7682円(前年比202万563万円減)。支給日は12月10日。
【大井町】…一般職(平均年齢42・7歳)の平均支給額は昨年より4万6337円少ない71万9753円。特別職、議員とも規定通り支給。7月就任の副町長は80%の支給。支給総額は1億1593万3607円(前年比450万2587円減)。支給日は12月10日―。
◇ ◇ ◇
ボーナスの支給額は各市町が条例で独自に定めている。一般職員は月額の基本給与に扶養手当を加算し、地域手当3〜10%を加算した額が基礎額となる(南足柄市は地域手当なし)。
特別職は月額給与に20%〜45%を加算した額が基礎額となり、大井、開成、山北はこれに地域手当を含めている。議員は月額報酬に20〜45%を加算した額が基礎額となる(松田は加算なし)。支給率は自治体によって異なる。
特別職と議員の基礎額を増やす役職加算には、民間格差を是正する意味合いもあるが、自治体がこの制度の存在や意義について広報することはほとんどない。
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