地域の景観について考える南足柄市景観講演会が5日、同市文化会館で開かれ、市民ら約40人が参加した。
第1部の基調講演では東海大学工学部の杉本洋文教授が「地域資源を活かした景観づくり」について話をした。杉本教授は、市が観光地として整備計画を検討する地蔵堂周辺をテーマにあげ「人が手を入れながら自然と共存する”里山”は日本独特の概念。暮らし方や地域資源を掘り起こして磨きをかければ人々が集まるエリアになる」と述べた。
この日はこの地蔵堂周辺を題材に「良いところ」と「悪いところ」「なりたい未来」と「なりたくない未来」を参加者が話し合うワークショップも行われた。
参加者からは、「山や川があり四季を感じる」「道が狭くて不便」などとする地域への評価や、「訪れる人や住みたいと思う人が増える未来にしたい」「普通の観光地にはなりたくない」などの意見が寄せられた。
ジオサイトにも
地蔵堂地区には古くから金太郎伝説や足柄道などの歴史があり、箱根外輪山を形成する地形や地質などを活かした箱根ジオパークのジオサイト認定もめざしている。地区には21世帯が暮らし、地域住民が観光客にアンケートを取るなど行政とも協力しながら地域の整備を検討している。
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