”あしがら”で出会ったヒト・モノ・コトを1枚の写真で紹介する連載『あしがら写中』を今週からスタートいたします。
山北の桜まつり―。夜のとばりが下りる祭り会場で国府津に住む30代の大学生と出会った。横浜市内の不動産業会社に就職し、仕事をしながら通信制の大学で学びなおし、小学校の先生をめざしている。顔は格闘家の魔裟斗に似ている。
大野山を抱く共和地区で生まれ育った。小学校の同級生は4人。2人は結婚し、もう1人は共和にいる。生まれ故郷の親世代が熱を入れる森づくりに参加し、山仕事を手伝う。
しばらく離れていた生まれ故郷に変化が起きている。若者が何人も地域に入り、山仕事をしている。自分も迷わずその輪に入った。「地元を褒めてもらうことがこんなに嬉しいことだとは思いもしなかった」。
最近できた彼女に共和を案内した。「チャラくないことを分かってほしかった」。県西地域の小学校で教鞭をとるために今秋の教員採用試験を受ける。
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