1600人以上がメンバー登録するフェイスブックグループ「南足柄が大好き」に市内の風景写真を投稿する男性がいる。自宅横を流れる狩川を拠点に野鳥の営みや四季の移ろいなど日常の一コマを投稿している。
その男性は南足柄市塚原に住む中川宣雄さん(68)。小田原市出身で小田原高校から東北大学へ進み、高度経済成長をけん引した日立製作所の研究者として40年の会社員生活を送った。
退職金で一眼レフカメラとパソコンを買い、登山仲間と写真を共有しようとアルバムサイトを使い始めた。
デジブックアルバムでは「河鹿」のニックネームで作品を発表し、大雄山最乗寺を撮った作品へのアクセスが全国2位にもなった。
発信の原動力は南足柄への郷土愛。「歴史があり自然も豊か。何より人が温かい」と話す中川さんは、観光ボランティアガイドとして大雄山最乗寺の見どころを観光客に伝えている。
2016年の投稿はその大雄山最乗寺への初詣から始まり、どんど焼きのオンべ飾り、朝焼けと夕焼けの富士、狩川に滞在する冬の渡り鳥、郷土資料館のひなまつりに春めき桜ときて近頃は中部公民館のチューリップ。「フェイスブックは新しい友達がたくさんできて楽しい」。今日も愛車のスーパーカブで市内の撮影ポイントを巡回する。
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