開成町のパレットガーデン近くにある酒匂川の栢山頭首工付近は、太公望たちにとっては釣りができない禁漁区だが、水辺の鳥たちにとっては格好の漁場だ。
堰のコンクリートから身を乗り出し、全長10センチにも満たない稚鮎を次から次へとついばむアオサギは群れで捕食することから、カワウなどとともに食害被害をもたらしている。
酒匂川漁協では毎年、カワウ対策などを講じているが「放流するのを待っている群れもいる」という。実際に24日の試し釣りで釣果が伸びなかった山北町川西の河内川では「カワウ対策が十分ではなかったことが影響したかもしれない」(漁協関係者)という。
鳥にとっても生きるための捕食。そのおこぼれに預かるのが人間だが、放流魚となると話は別だろうか。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|