神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2016年6月25日 エリアトップへ

振り込め詐欺多発 被害件数、すでに前年上回る勢い

社会

公開:2016年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
鎌田署長が感謝状を贈った
鎌田署長が感謝状を贈った

 振り込め詐欺の被害が、今年6月までに昨年よりも多いペースで発生していることが分かった。松田警察署は「特に管内は顔見知りを装い、直接自宅に金銭を取りに来る”受け子”が多発している。手口が巧妙化しているので気を付けて欲しい」と注意を促している。

 松田署によると、今年1月から6月20日までに管内で発生した振り込め詐欺の件数は9件。被害額は2248万円だった。昨年1年間の11件・2900万円にわずか半年で迫る勢いだ。未遂に終わった前兆の電話も、5月までに59件が確認されているという。

 生活安全課の姉川圭介課長は「手口が巧妙化している。警察官をかたる場合も、所属課まで名乗るため、だまされやすい」という。

 最近は、直接自宅に現金を取りにくるケースが多発。「連絡がかかってきた人は詐欺とは思わないので、自分では気づかない場合が多い。そのため被害に遭いやすい」と分析する。

金融機関と連携して対策

 そんな中、金融機関と警察が連携して被害を防げたケースがあった。5月12日、さがみ信用金庫関本支店(植田博支店長)の職員、福田智さんが利用客の異変に気付き、自宅まで訪れて説得。詐欺を未然に防いだ。

 鎌田耕造署長は6月8日、関本支店に感謝状を贈呈。福田さんは「お客さんは信じているので、冷静に判断しづらい。大切な財産を守れてよかった」と安どの表情をみせた。

 また南足柄市の交番と駐在所に、不法投棄と詐欺撲滅を訴えるステッカーを掲示。市民から匿名で寄付されたマグネットを活用している。姉川課長は「大変ありがたい。警察にすぐ相談できない場合も多い。金融機関やボランティア団体と協力し、詐欺撲滅を目指したい」と話した。

寄付されたステッカー
寄付されたステッカー

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook