南足柄市の第三セクター、大雄山駅前開発(株)(社長・加藤修平市長)が9日、(株)小田原百貨店(神戸洋一社長・小田原市栄町)と大雄山駅前にある複合商業施設「ヴェルミ」の1階フロアの賃貸契約を交わした。出店期間は15年。9月28日に営業を開始する。
小田原百貨店は県西部を中心に南足柄店を含む8店舗を経営。ヴェルミで開業する大雄山店は9店舗目。出店面積はおよそ610坪で、主に生鮮食品や酒類を取り扱うほか、飲食コーナーや休憩所も設置する。大雄山駅前(株)によると出店希望のあった6社から、「地域貢献の高い」小田原百貨店を選んだという。
南足柄市役所での締結式で加藤市長は「キーテナントとして念願の調印ができて嬉しく思う。今後、魅力ある店づくりの展開を願っている」と話した。
神戸社長は「買い物をするだけでなく、地域コミュニティの場にもしたい」とし、「バス、電車での利用客のための配送サービス、休憩所では市の行事を周知し、地元の食品も取り入れるなど第6次産業を目指す」と加藤市長と手を取り合った。
4階はクリニック、3階は衣料品店と出店交渉を進めているほか、2階は婦人服店や既存の店舗が入店予定。市によると約7割が内定し、小田原百貨店と同日のオープンを目指す。
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