神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2016年12月3日 エリアトップへ

絵本作家で子どもの似顔絵を描き、5日からは個展を開催する 山田 花菜さん 南足柄市岩原在住 40歳

公開:2016年12月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

「世界中の子を描きたい」

 ○…南足柄市竹松の住宅地にある人気のカフェで、訪れる客に似顔絵を描く。別の特技を持つ幼なじみのママ友とコラボするイベントで描いている。告知するとすぐに定員になり、頻繁に足を運んでくれる参加者もいる。元気に店内を動き回る子どもを追いかけながら、パステルとサインペンですらすらと描き上げる似顔絵。子ども特有の輝く目で、今にも「ねぇママー」と語りかけてきそうな、温かなタッチが魅力だ。

 ○…小学校のタイムカプセルに、自画像とともに入れた夢は『漫画家』。少女マンガを読んでは絵を描いていた。絵本作家の専門学校に進学し、好きな事を学ぶ毎日は、「それはもう楽しかった」。卒業後、アルバイトをしながら創作活動を続け2003年、ついに絵本作家としてデビューした。「自分の描いた絵が本に印刷された喜びは忘れられない」と話す。初版では、自身の幼い頃の実体験を題材にした。

 ○…以前から「何をしていても可愛い」と子どもを描いてきた。6歳・3歳の2児のママとなり、作風は「よりリアルに近づいた」という。作品のアイデアは育児など日々の生活から「おもしろい種」を書き留めておく。育児のおもしろ話をスケッチし、ブログ『poco-a-poco』にアップするのが習慣だ。

 ○…夫との出会いは、たまたま同じツアーに参加した、イタリアでの「絵本の見本市」。「まさか結婚するとは」と話すが、付き合って4カ月での入籍だった。「神のように心優しい」と最大級の賛辞をおくる夫は、休みの日は妻の仕事をサポートし、育児にも積極的。絵描きに主婦やママの顔という忙しい中「仕事とは別」に似顔絵を描くのは「目の前で喜んでくれるのがうれしくて」。目を輝かせ「世界中の子どもたちを描きたい」と夢は広がる。5日から17日には小田原のカフェ・ミントココアで、「描きたいものを描いた」個展『こども風景』を開催する。

足柄版の人物風土記最新6

小島 賢次さん

6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める

小島 賢次さん

南足柄市和田河原在住 71歳

4月20日

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

佐々木 朋美さん

文命中学校での部活動地域移行の現場管理責任者を務める

佐々木 朋美さん

開成町中之名在住 53歳

4月6日

望月 洋子さん

ソーラン山北実行委員会の委員長を務める

望月 洋子さん

山北町岸在住 57歳

3月30日

川瀬 明宏さん

松田道祖神太鼓研究会の代表として伝統の復活を目指す

川瀬 明宏さん

松田町在住 84歳

3月23日

菊間 みづきさん

3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める

菊間 みづきさん

小田原市在住 18歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook