南足柄市文化会館の指定管理者、アクティオ(株)(東京都目黒区)が、東日本大震災を教訓とした”オリジナル避難訓練”を3月10日(金)に開催する。
昨年4月からほぼ毎月1回のペースで往年のヒット作を上映する「映画の森」を開催してきた。これまで全10回の上映会で約千人を動員するなど認知度も徐々に浸透し、リピーターも増えている。根付きつつある映画文化の土壌を活かして、今年の避難訓練ではドキュメント映画『架け橋 きこえなかった3・11』(今村彩子監督・2013年)を上映する企画を立てた。
このフィルムは、聴覚障害を持つ女性監督が2年4カ月をかけて取材したドキュメントで「一般のテレビや新聞では報道されなかった、聞こえない人たちの現状」を伝える作品でドイツやイタリアの映画祭にも招待された。全編にわたり日本語字幕で上映される映画では「命を守る情報の格差」に焦点をあて被災者の”声なき声”に迫る。
文化会館の笹川幸子館長は「福祉関係者の皆様にもご支援いただきながら”映画の森”の実績を活用した企画」と参加を呼び掛ける。 午後1時開演。入場料500円。問い合わせは文化会館【電話】0465・73・5111へ。
際立つ企画力
指定管理者制度の導入から2年が経過した南足柄市文化会館では、積極的な自主事業が際立っている。
ワンコインで懐かしの銀幕を上映する「映画の森」は「観客15人」の失敗もあったがシニア世代から支持を受け、リピーターは市内外に広がりを見せている。
この映画を切り口にした避難訓練も見所がある。
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