山北町の木彫家、蘭二朗さん(42)が4日、中井中学校(米山伸校長)で出張授業の講師を務めた。1年生の生徒を前に林業で使用する電動工具「チェンソー」を使い丸太で作品を造るチェンソーアートを実演した。
山北町共和地区で伐採された杉の丸太を持ち込んだ蘭さんは、2時限ずつ3クラスの生徒を前に創作を実演。3種類のチェンソーを使い分けシカやタカ、イルカを制作した。
蘭さんの動きを興味深げに見ていた1年C組の男子生徒は「大きな道具と小さな道具を細かく使い分けていることに驚いた。やってみたい」と話していた。
チェンソーアートは2000年にカナダ人が日本に広めた競技美術。08年に東京から山北町へ移住した蘭さんは、丹沢湖のほとりにあるアトリエを拠点に活動。昨年秋の全国大会で準優勝するなど国内屈指のアーティストとして活躍している。
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