任期満了に伴う松田町長選挙が「9月5日告示、9月10日投開票」で実施されることが決まった。松田町選挙管理委員会(大舘達治委員長)が8日に発表した。現職を含め、次の町長選に名乗りをあげている候補予定者はいない=5月10日起稿。
現職の本山博幸氏(47)は2013年初当選の1期目。今年3月の町議会で一部の議員が2期目に向けた意欲をただしたが本山氏は明言を避けている。今後、6月6日に予定される議会定例会の本会議で、議員の一般質問に答えるかたちで自らの進退について言及するとみられる。
一方で、町政運営に不満をもつ一部の町民らが本山氏の出馬表明を想定して対立候補の擁立を模索している。現時点で有力な候補予定者の名前は浮上していないため「今回は無投票だろう」と分析する声もあるが、「擁立の動きはギリギリまで続く」と話す関係者も複数いる。
これまでに立候補の検討や準備のため選管事務局に問い合わせをした人はいないという。
過去の町長選
選管に記録が残る1967年以降、松田町長選挙の無投票選挙は、熊澤吉次元町長(4期・1969〜85)の1期目から3期目までを含む4度あった。
直近の無投票は24年前で、当時の平野興二町長(3期・1985〜97)が3選を決めた1993年までさかのぼる。
その後、97年は、新顔の島村俊介氏(4期・1997〜2013)が、4選をめざした現職の平野氏を破り初当選。01年は現職の島村氏が41票の僅差で新人1人を退け再選。05年と09年にも島村氏が新顔2人を退けている。前回の13年は、5選をめざす島村氏を新顔の本山氏が退け初当選した。
町長就任から4年となる17年9月22日に町長の任期が満了になるため選管が選挙日程を調整していた。立候補予定者を対象に開く事前説明会の日程は未定だが近日中に決まるという。
17年3月2日の選挙人名簿登録者数は9863人(男4859人、女5004人)。13年投票日の当日有権者数は9833人で投票率は過去最低の66・47%(前々回比13・23ポイント減)だった。
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