大井町保健福祉センターで11日、障害児・者とその家族が地域で安心して生活できるように支援する「かざみどり」(下澤孝子会長)が発足した。
これまで大井町には「障がい児者親の会竹の子」があった。35年目を迎えた今年、会員の保護者の高齢化が進んで活動を続けることが難しくなり、解散することになった。障害を持つ人が交流し、意見交換をする場所が必要と考えた20代の障害者を持つ3人の母親が中心になり、新たな団体を立ち上げることにした。
「かざみどり」は障害者とその家族だけでなく、支援者も所属しているのが特徴。民生委員児童員や町会議員なども参加し、24人で活動をスタートさせた。今年度は会費やバザーなどの収益金、寄付などをもとに運営していく。
会が目指すのは、災害時に障害者や高齢者など一般の避難所で生活しづらい人が過ごせる「福祉避難所」の確保。「声や文字で必要な情報を得られない人や医療ケアが必要な人もいる。安心できる場が必要」と下澤会長。近隣では南足柄市や開成町が設置している。
また学童期の子育てに不安を抱える若い保護者が悩みを打ち明け、情報交換ができるよう、月1回交流会を開く。下澤会長は「かざみどりという名は良い風を受けて進んでいくという意味を込めた。グループホームも実現できると良い。行政とも協力して活動したい」と話した。
問合せは事務局(大井町社会福祉協議会内)【電話】0465・84・3294へ。
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