松田町の本山博幸町長は6日、町議会定例会初日の本会議で、任期満了に伴い今年9月に実施される町長選で再選を目指す考えを明らかにした。町長の政治姿勢について尋ねた中野博町議の一般質問に答えた。
4年前の町長選出馬表明と9月の初当選、役場への初登庁、議場で所信表明を述べた時と同じ濃紺と白のストライプのネクタイをこの日も身に着けていた。
本会議冒頭の行政報告では事務方が準備した原稿を読み上げた本山町長だったが、自らの政治姿勢を問われた一般質問には原稿なしで答弁に臨んだ。
中野博議員(68)=3期が「4年間を振り返っての思いと今後の意気込み」を尋ねると、本山町長は「行政のことを知らずに町長選に立候補して当選の栄に浴した。心が折れそうになることもあったが周囲に支えられ感謝の言葉が尽きない」と当選からの3年9カ月を振り返った。
今後については「まだ約束を果たせていない段階で次の話をするのはおこがましい」と前置きしながらも「当選以来さまざまに仕掛けてきたことの責任はある。(2期目に)挑戦できるよう準備したい」と述べ、9月の選挙で再選を目指す考えを述べた。
本山氏は1969年、佐賀県武雄市生まれの47歳。東海大学工学部卒。設計事務所、建設会社勤務を経て建設会社取締役に就任。2013年の町長選挙で初当選した。現在1期目。
選挙まで3カ月
松田町長選挙は2017年9月5日告示、10日投開票で実施される。立候補予定者への事前説明会は8月2日(水)午前10時から。次期町長選をめぐっては現職とは別に独自の候補者を擁立する動きがある。
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