本紙発行エリアを管轄する小田原児童相談所(2市8町を管轄)への虐待相談件数が増加している。
2016年度は414件で、15年度の306件から35・3%増えている。神奈川県全体では16年度は3514件で15年度より12・1%の増加にとどまり、増加率は3倍近くの差がある。
内容別では言葉による脅しなど「心理的虐待」が209件50・5%で全体の半数を占める。対象年齢別では乳幼児が188件、小学生が136件で合わせると全体の8割近くにのぼる。虐待者は実母が222件53・6%で実父が153件37・0%。
警察からの通告が最も多く167件40・3%、次いで近隣知人が89件21・5%、家族からが45件10・9%、本人からは1件のみだった。
小田原児童相談所の土橋俊彦所長は「件数の増加は潜在的な虐待が明るみになっているということ。『虐待かも』と思ったら躊躇せずに連絡を」と呼びかけている。児童相談所の全国共通ダイヤルは【電話】189(24時間対応)。
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