神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2017年6月24日 エリアトップへ

設立15年を迎えた車椅子レクダンスの会「矢車草の会南足柄支部」の会長を務める 飯田 進一さん 南足柄市塚原在住 80歳

公開:2017年6月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

元気の源はダンス

 ○…車椅子ダンスの普及に取り組む「矢車草の会」は全国各地にある。163番目に誕生した南足柄支部をまとめている。月1回、福祉施設の訪問が活動の中心で、『東京ラプソディ』など昭和の歌謡曲を中心に20曲以上の振り付けがある。70代で二度がんを患い、大手術を乗り越えた。体力こそ落ちたが日々の活動が元気の源。「みんなが笑顔になるのがいい。ハッピーが一番ですね」と意気揚々。

 ○…新潟県上越市、直江津の出身。旧国鉄の機関士だった父には「技術を身に付けなさい」と言われ育った。大学は得意の数学を生かして理工学部に進学。日立製作所の関連会社に就職し、エンジニアとしてコンピューターの設計を担当した。高度経済成長のなか新幹線の座席予約システム作りにも携わった。「達成感よりも、ちゃんと機能するか心配の方が大きかった」と振り返る。会社で隣の席だった「図面を描くのが上手な5歳年下のお嬢さん」をお嫁さんにもらった。

 ○…63歳で退職してからは「地域に恩返ししたい」と自治会活動に参加した。ボランティアに興味を持ち2002年に夫婦で車椅子レクダンスの養成講座に参加した。妹が30代から車椅子生活で「自分にできることはないか」と自問し続けていたことを思い出した。「まずは自分が楽しく」をモットーに過ごしてきた支部の仲間は平均年齢75歳になった。今年は15年間、着続け色あせたピンクのユニフォームを新調し、新たなスタートを切った。「仲間を増やしたい」という。

 ○…25年以上の社交ダンス歴がある。先に始めた奥さんを喜ばせようと、内緒で4カ月間レッスンに通った。あす25日の舞踏会に向けて夫婦で練習を重ねる。”スープの冷めない距離”に住む中1と小2の孫息子は週3回のペースで遊びにくる。学校生活の話を聴きながら「これから悩むことも増えると思う。いつも一番の味方でいたい」と成長を見守っている。

足柄版の人物風土記最新6

遠藤 克也さん

松田警察署の署長に就任した

遠藤 克也さん

松田町在住 59歳

4月13日

佐々木 朋美さん

文命中学校での部活動地域移行の現場管理責任者を務める

佐々木 朋美さん

開成町中之名在住 53歳

4月6日

望月 洋子さん

ソーラン山北実行委員会の委員長を務める

望月 洋子さん

山北町岸在住 57歳

3月30日

川瀬 明宏さん

松田道祖神太鼓研究会の代表として伝統の復活を目指す

川瀬 明宏さん

松田町在住 84歳

3月23日

菊間 みづきさん

3月24日に定期演奏会を行う足柄高校吹奏楽部の部長を務める

菊間 みづきさん

小田原市在住 18歳

3月16日

佐久間 善弘さん

山北町地域文化遺産活性化実行委員会の代表を務める

佐久間 善弘さん

山北町山北在住 59歳

3月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook