(社福)宝安寺社会事業部(望月郁文理事長)の新しい複合施設「地域支援センターまある」が7月1日、小田原市本町に開所した。
中核となるのが、県西で2カ所目となる児童発達支援センター「ほうあんうみ」だ。同センターは、発語の遅れやコミュニケーションなど発達に心配のある幼児の療育を目的とした施設。同法人が1970年に立ち上げた既存のセンターが近年定員超過傾向にあり、新たな受け皿として開所する運びとなった。作業療法士や言語聴覚士など医療的専門支援員を配し、個々に合わせた療育を進めていく。
施設内には県西初となる児童精神科クリニックが開設される予定(時期未定)。発達障害特性のある幼児が専門的な医療サポートを受ける事ができ、県西における専門医不在という課題が解決されることとなる。
このほか、相談支援や障害者の就労を支援する事業所も併設され、1階はコミュニティスペースとして一般開放される。開所にあたり望月理事長は「子どもや障害のある人たちも含め、皆が暮らしやすい地域福祉を実現していきたい」と展望を語った。(問)【電話】0465・22・7667
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