選挙活動で立候補者の”足”や”演説ステージ”として活躍する「選挙カー」。ワンボックス車などを改造した車が多い中、ひときわ目立つ全面ガラス張りの車を開発したのが、大井町上大井にある自動車販売・整備工場の「(株)グリーンオート(松林昇一社長)だ。
同社は「地域を良くするのは地域住民の役目」と地元議員を招いた勉強会を開いて政治を学んできた。その中で「これからの日本を支えるリーダーの役に立ちたい」と、2005年にガラス張りの選挙カーを考案してレンタルを始めた。
車はインパクトだけでなく乗り心地や安全面も追求し自動車整備士や電気工事士が開発した。運転しやすい設計や、夜間でも候補者がよく見えるようなLED照明などを備え付けるなど工夫した。
全面ガラス張りの車は「政治の透明性をアピールできる」と評判を呼び、全国から注文が殺到。06年の横浜市長選を皮切りに大阪市長選、7月2日投開票の東京都議選では「都民ファーストの会」の候補者およそ20人がグリーンオートの選挙カーを使用した。都議選では全員が当選したという。「縁起の良い車ですね」と担当者は話す。現在は元議員秘書のスタッフも加わり改良し続けている。
最近までは都議選で使われた選挙カーが10台近く駐車場に置かれていたが、今では数台。仙台市長選や7月30日投開票の横浜市長選仕様に”衣替え”して現地入りしている。
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