有志の市民でつくる「南足柄市と小田原市との合併を考える会」(渡邊紘治会長)が5日、福沢コミュニティセンターで「考える集い」を開き約80人が参加した。神奈川県議の瀬戸良雄氏を講師に招いて中核市移行の影響などについて話を聴き、「合併反対」の署名運動を開始した。
考える会は「思想・信条の違いを超え、市民が主体となって考え安心して住み良い街づくりをめざす」として発足。小田原市と南足柄市が進める任意協議会や市議会特別委員会を傍聴して情報収集を重ね、6月には270人が集まる勉強会を開き、旧藤野町で編入合併を経験した相模原市議らを講師に招いた。5日は会場に「合併反対」や「住民投票を!」などの紙を張り、合併反対の姿勢を前面に打ち出す集いとなり、瀬戸氏も反対の署名をした。
考える会は「勉強会や市民集会を経て考えた結果、合併反対を決めた」「合併による行財政効果は、住民目線でのデメリットの検証が不十分で信頼性に欠ける」などとしている。
南足柄市は、小田原市との間で昨年10月に県西地域での「中心市のあり方」に関する任意協議会を設置。行政、議会、民間団体の33人が合併と中核市移行、広域連携に関する「重要事項」を協議している。8月10日に最終会議が行われる。
【8月7日起稿】
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