南足柄市三竹の社会福祉法人県西福祉会(松本信輔理事長)の就労継続支援B型事業所「プレアデス」が10日、公益財団法人かながわ福祉サービス振興会主催の「第5回かながわ福祉サービス大賞」候補に選出された。11月1日に横浜市中区の開港記念会館で、大賞に選ばれた5事業者が事例発表を行い大賞が決まる。
2012年度に創設された「かながわ福祉サービス大賞」は福祉の先進事例を表彰している。今年は高齢・障害福祉のサービス事業所から23事例の応募があり、南足柄市の県西福祉会を含む県内5事業所が大賞候補に選ばれた。
プレアデスは、13年にシュークリームやプリンの製造販売を行うアンテナショップ「ふくらん」を南足柄市福泉にオープン。14年と16年に、小田原短期大学と連携し新商品開発に取り組み、スイーツコンテストを開催。学生との交流を通じて障害への理解を深めた。この取り組みが評価された。
柴田和生法人事務局長は「障害者の理解を深め、インクルーシブな社会の実現は教育段階から関わっていくことが必要。福祉教育とは違った切り口で連携したモデル事例として紹介できれば」と話した。
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