松田警察署(大泉重弘署長)が1日、増加する振り込め詐欺などの被害を防ぐため、管内自治体のマスコットキャラクターを特別捜査官に任命した。署によると「県内で一度にキャラクターを任命するのは珍しい」という。
特捜官に任命されたのは、南足柄市の「よいしょの金太郎」、中井町の「なかまる」、大井町の「すいっぴー」、山北町の「でごにぃ」、開成町の「あじさいちゃん」。
任命式に集まったキャラクターを前に大泉署長は「市民、町民に親しみのあるマスコットキャラクターに協力してもらうことでより多くの方に特殊詐欺の現状を知ってもらいたい」と、新特捜官に期待を寄せた。
カード詐欺急増
松田署によると、11月30日現在の管内振り込め詐欺認知件数は20件で被害額は約3700万円、この5年間で最も多いペースで被害者が出ている。詐欺の手口は金融機関の窓口やATMへの誘導だけでなく、銀行などのキャッシュカードをだまし取る手口が広まっているという。
松田署は「キャッシュカードが不正利用されたと再発行をすすめて金をだまし取る手口などで、今年は5件発生している。不審な電話がかかってきたらすぐに警察署や身近な人に相談して欲しい」と注意を呼びかける。振り込め詐欺に関する相談は松田警察署【電話】0465・82・0110へ。
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