あしがら写中 Vol.20
開成町あじさいまつりについて▽地元の暮らしにある季節の移ろいに「おじゃまします」という気持ちで祭りを楽しませていただきました。農道で「カタツムリになる１日」と口にする幼稚園児がいて、あじさいちゃんも相変わらずの人気。町が取り組むブランディングの成果がジワジワと浸透しています▽今年30回目を迎えた開成町あじさいまつりにはイベントのマンネリ化を指摘する声もあるようですが、評価はその時々で人それぞれ。田園風景の魅力は「田舎モダン」の言葉に乗り町外の人に開成町を印象付け、新たな訪問客を引き寄せています▽昨年初めて川崎市から訪れた30代の女性が、外国人の友人グループと再訪し、持参したウエディングドレスを着てアナベルと写真を撮ったという話もありました▽今年満足して帰った人も来年は大切な人を連れ「ただいま」と、里帰りしてくれるはず。流行りのイベントや外国人誘致の知恵も必要ですが「はじめまして」「おかえりなさい」と言える街であってほしいと思います。
