2016年産米食ランキングで、品種として全国で初めて5段階評価最高位の特Aを獲得した米「はるみ」が、足柄平野で収穫期を迎えた。
9月19日にJAかながわ西湘の職員らが刈り取り作業を行った開成町金井島の田んぼでは、5月末に田植えをし、夏の天候不順などもあったが台風などの大きな災害も少なく順調に生育した。約2500平方メートルの田んぼはコンバインを使用し、30分ほどで刈り取りを終えた。約20俵(1200kg)が収穫できる見込み。作業に当たったJA営農部の石井聡さんは「おいしく食べてほしい」と汗を拭いながら話した。
「はるみ」は1995年にJA全農営農・技術センターがキヌヒカリとコシヒカリを掛け合わせて開発した。つやと甘みがあり、冷めても美味しいのが特徴。2014年に品種登録され、神奈川県下では生産量は約100tだった。翌15年には県奨励品種となり775tに増え、16年は1250t、今年17年は3500tを見込んでいるという。
足柄エリアを管轄するJAかながわ西湘によると、県西地域では品種登録された14年から試験的に作付けされており、まだキヌヒカリが主流だが、年々「はるみ」の生産量が増え、現在は約70軒の農家が栽培しているという。
JAかながわ西湘が管轄する県西部2市8町では出荷契約数は14年7・8t、15年は14・6t、16年は30・3tと増え今年度は112・6tを見込んでいる。
収穫された「はるみ」は11月中旬以後に朝ドレファーミ♪成田店やハルネ店で販売予定。
問い合わせはJAかながわ西湘営農部指導販売課【電話】0465・38・0135へ。
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