酒匂川花火初の中止
小田原の夏の風物詩として親しまれ、昨年は14万5千人の人出で賑わった『酒匂川花火大会』の中止が決まった。
18日に行われた観光協会の役員会では、花火大会開催の有無について議論がなされた。同会では東日本大震災の余震が半年は収束しないという政府の見解を踏まえ「安全の確保が困難」と判断。「夜の短い時間に、一カ所に大人数が集中するという花火大会の性質上、万が一不測の事態が起こった場合はパニックで二次被害が起こる可能性もある」として、中止の意向が発表された。夏の電力不足で計画停電が実施された場合は交通機関や信号機の停止も考えられ、事故が発生する可能性も懸念されるという。なお、御幸の浜の花火大会も昨年に引き続き開催されない。