2年ぶり2千万人回復 昨年の箱根町入込観光客数
箱根町はこのほど、平成22年の入込観光客数が、2003万6千人だったと発表した。これは前年に比べ38万7千人の増で、2年ぶりに2000万人の大台を突破した。
箱根町観光課によると、平成21年は世界的な景気後退や新型インフルエンザの影響などもあり、平成19年から続いていた「2000万人」の大台を割り込んでいた(1964・9万人)。
昨年は、春先からゴールデンウィークにかけての観光客が増加。外国人観光客の復調が大きな要因となった。加えて6月から始まった高速道路の無料化実験が追い風となり、西湘バイパス、箱根新道を利用しての観光客が増え、紅葉シーズンの大幅増加に繋がったことなどが21年を上回る結果となったと見られている。
なお今年は、3月に発生した東日本大震災の影響から観光客数も大きく落ち込むことが予想される。同企画課では「今まで以上に官民が一致団結して”箱根の元気”を発信し、観光客の減少を最小限に食い止め、未曾有の事態に対処したい」と話している。