吉浜海開き 素鵞会の神輿が 水平線突き進む
湯河原海水浴場(吉浜)が10日に海開きを迎え、安全を祈る神事の後、相州吉浜素鵞会の神輿が海開きした浜辺を練り歩いた。担ぎ手たちは吉浜囃子保存会の打ち鳴らす音色に合わせて波打ち際に歩みを進め、神輿を肩にやっと頭が見えるほどの深さまで突入。体勢を立て直しながら水平線と並行するように練り歩いた。
湯河原海水浴場は昭和60年代に1シーズン50万人の集客を誇った頃もあったが、町営プールなど海水浴に代わる施設やレジャーの出現もあってここ数年は1シーズン17万人程で推移している。一方で根強いリピーターが多く、海の家を利用するマンション購入者層も増えているという。石澤潤一海水浴場協同組合組合長は「地味ながらお客様を大切に頑張りたい。今年は水質評価もよく、期待できそうだ」と語っていた。