ウメ子の骨格12月に展示 生命の星地球博物館
小田原城址公園で2009年まで飼育された象のウメ子が、骨格標本となり12月15日から生命の星地球博物館で展示される。
ウメ子は62歳まで生きたアジアゾウ。死後に解剖され、その体は同博物館を通じ専門の業者に託された。現在は骨格標本にするための作業が進められている。
骨盤や頭だけでも相当な重さがあるため、組み立てるのではなく台などを利用して展示する予定。「ウメ子の体は学術的にも貴重な存在。広く親しまれた生前の姿を再現する展示にしたい」と担当者は話す。同館には7年ほど前に死亡した野毛山動物園(横浜市)のアジアゾウ・はま子も骨格標本として保管されている。