町の玄関口に「四季彩の塔」 湯河原ロータリーが寄贈 周辺も町が公園化
湯河原の玄関口のひとつ国道135号線・湯河原中学校前の交差点に高さ3・9mの「四季彩の塔」が完成、15日に序幕を迎えた。
この塔は湯河原ロータリークラブが創立50周年記念事業の一部として寄贈したもので、製作は小田原駅や横浜駅の陶版レリーフを手掛けたクレアーレ熱海ゆがわら工房(熱海市泉)が手掛けた。塔のモチーフは千歳川や新崎川といった清流、太陽やオレンジ、幕山梅林など四季折々の湯河原名物。粘土を焼き、さらに「織部釉」「鉄赤釉」など伝統の釉薬など10種類を使用。1230度の高温で焼き上げたため、海風や紫外線を浴びても色あせしないという。町では寄贈に合わせて一帯をポケットパーク化し、交差点の反対側にも陶製の塔を建設、双方の塔が門のように訪れる人を迎える形になった。冨田幸宏町長は「こんな華やかな事は就任以来初めて。町の玄関口として町民の憩いの場になることは間違いない」と感謝を述べた。