箱根ジオパーク 待ってました...認定コール 15の周遊ツアー開催し県民PR
火山学者や地質学者などによる日本ジオパーク委員会が9月24日に「箱根ジオパーク」を認定した。結果発表を前に小田原合同庁舎では100人ほどの関係者が大涌谷の黒卵を食べ、殻で特大黒卵=写真下を作るなどして認定を祈願。さらに小田原の手作り甲冑隊が法螺貝や太鼓で盛り上げ、同時中継画面で黒岩県知事も見守り、もはや認定以外の結果が許されないムードになった。緊張感漂う中、山口町長の受話器に念願の認定コールが着信。町長は「大変光栄で身が引き締まる。何度来ても発見ある観光地にしたい」、黒岩知事は「結果が出るまでドキドキした。ジオの認知度はまだ低いが、世界ジオを目指そう」と喜びのコメントを寄せた。
箱根ジオパークは1市3町の41カ所のジオサイトと7つの周遊コースを擁している。県民への周知のため11月下旬まで観光協会などによる15のツアーやシンポジウムなどを開催する。審査では八峰白神や伊豆半島なども認定され、日本ジオパークは25カ所となった。