箱根の天成園やニューウェルシティ湯河原擁する 万葉倶楽部、新幹線ビル取得
ニューウェルシティ湯河原や箱根の天成園などをグループ会社として擁する万葉倶楽部(株)(高橋弘代表取締役)が、22日に小田原駅西口の「新幹線ビル」を取得した。同社では同ビルの再建に向けて居住者との話し合いを進める。同社が今回取得したのは「新幹線ビル」として開業した地下1階、地上3階の商業テナント部分で、所有者と5年前から交渉していた。建物は築37年が経過しており、高橋氏は「新幹線に隣接し、小田原の玄関口でもある立地。安全性や地域活性化の面からも誰かが再建しなければ」、「居住されている方の賛同が得られれば建て替えたい」と話す。地上4階から13階は「小田原駅前分譲共同ビル」として89戸のマンションになっている。99年の耐震診断では「地震の震動や衝撃に対して倒壊し、崩壊する危険性がある」と判定された。同社では今後居住者との話し合いとともに、コンクリート劣化などを調査する予定。