海自護衛艦などを手掛ける造船会社が施工 6代目海賊船デビュー
6代目となる箱根観光船の新造船(長さ35m・定員565人)が、17日に桃源台で進水式を迎え、赤い船体が支綱(しこう)カットとともに水面へと動いていった。18世紀にフランス艦隊の旗艦として活躍したフランスの軍艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルにしたデザインで、建造費は約10億円。自衛隊の護衛艦や輸送艦なども手掛けるジャパンマリンユナイテッド(株)(本社・東京都港区)が昨年9月から箱根桃源台で工事を進めていた。命名は「ロワイヤルII」。船長はビクトリー号の船長も務めた室伏岳文さん(39歳・町内在住)が就任した。進水後は内装工事や試験を行い、3月20日の就航に向けて準備を進める。特別船室内部は中世フランスの宮殿風に仕上げ、船員の人形や舵輪、トリックアートなどを配置、撮影ポイントを盛りこむ。渡辺浩司社長は「また乗りたい海賊船、がコンセプトです。感動を味わってほしい」と話していた。
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