浮世絵にお邪魔します 河原秀生さんの「絵空事」展
広重か北斎か、箱根の峠を描いた江戸時代の浮世絵…と思いきや、よく見ると駕籠の前には自転車が。現代人が飛び入りした浮世絵展が宮ノ下駅近くのナラヤカフェで開催されている。作者は湯本に住む画家の河原秀生さん。河原さんは歌舞伎の舞台美術の下絵を描いた経験があり、浮世絵風の絵は得意分野だった。歌川広重などの名作をモチーフに現代の人々を取り入れて、観た人を笑顔にする浮世絵を発案。普通の浮世絵は版画だが、河原さんはすべてアクリル絵の具で手描きした。企画展の題名も「箱根浮世之絵空事」とどこか歌舞伎のタイトル風。箱根七湯をなどを描いた12作品を展示。31日まで。水曜・第4木曜定休。