函嶺白百合学園高3年 深沢瑛里さん 世界大会へ 22日からスペイン・バレンシアで開催
強羅の函嶺白百合学園高に通う深沢瑛里さん(3年)が22日からスペイン・バレンシアで開催されるセーリングの420世界選手権に出場する。パートナーの馬渡凪沙さん(七里ガ浜高3年)と操るのは、全長4・2mのヨット。深沢さんが「スキッパー」と呼ばれる舵取り役となり、馬渡さんがバランスを取る「クルー」となって海を駆ける。
深沢さんがヨットを始めたのは小学4年生の頃。家族に手渡された体験のパンフレットがきっかけだった。それ以来1人乗りヨットで国内外の大会に出場。中3で世界選手権(マレーシア)で女子5位となり、山口国体で優勝、2人乗りヨットによる全日本470級選手権では女子1位を記録するなど数々の戦績を残している。昨年秋に同じく国内外で活躍している馬渡さんとペアを結成、3月の代表選考レース(和歌山)で海外への切符を勝ち取った。
休日は地元の江の島付近で練習を重ね、普段は藤沢市から電車を2時間以上乗り継いで箱根に通う。小学生からトライアスロンの大会にも出場し、現在はバスケ部にも所属するタフな体の持ち主。渡航を前に「今まで海外で出せなかった成績を、しっかり出したい」と意気込みを語っていた。
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