「にっぽん丸」が熱海に寄港 乗客一部が箱根周遊
先月28日の熱海海上花火大会に合わせ、大型客船にっぽん丸(全長166m)が熱海港に入った。
同船は2日前に横浜港を出港し、茨城県大洗を経て熱海へ。接岸後は市担当課が船内にツアーデスクを開いて観光スポットを案内し、400人ほどの乗客が専用バスやタクシーに乗り換えて市内や箱根観光を楽しんだ。乗客の一部はバスで箱根湯本に移動し登山鉄道や箱根ホテル小涌園のランチを楽しんだ。芦ノ湖遊覧船にも乗船し、戻った夜は海上花火を楽しんだという。
同船は2007年に熱海に初来航してから年1回ほど寄港するようになった。今年度は接岸(今回)のほか、3回の沖合停泊を予定している。こうした大型客船はにっぽん丸だけでなく「ふじ丸」(全長167m)が7月のラストクルーズで初島近くに停泊した。
市側には客船誘致の動きがあり、市担当課は「今後は清水など他港を視察したい」と話している。