真鶴中学校の科学部 2年がかりで完成 浮いた 手製ホバークラフト
真鶴中学校の科学部員(11人)がホバークラフトを完成させ、18日の学習活動発表会で披露する。試運転のスイッチを入れるとモーター4基が座席下の円盤に空気を送り込み、部長の渡辺晃太さんをわずかに浮かせてスルスルと前に進んだ。
製作のきっかけは顧問・林川玉輝さんの「作ってみないか」という一言。材料はCDケースや菓子の包装材など身近な品々を持ち寄った。掃除機のモーターを動力に使っていたが故障と修理の連続に悩まされ、黒板消しからモーターを取り出して使っている。車体は浮いたが、駆動輪を床に接地させなければ前に進んでくれない。そこで重りに選んだのが地元名産の「小松石」。前後に積むと丁度良い浮き具合になった。
顧問のアドバイスもあったが、ここまでくるのに約2年。部活動の集大成を前に渡辺さんは「やっと皆を乗せられる。ガソリンエンジンも使いたかった」と感無量の顔だった。
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