真鶴町長も箱根町長もこの中に 3県から「長」集う
「口」のように机を連ねて向かい合うのは総勢36人の市長や町長、そして副町長たち。今月15日に小田原で13回目となる「富士箱根伊豆交流圏市町村サミット」が開催された。今年度は小田原市がホスト役で、会場には市内最大のコンベンション施設であるヒルトンが選ばれた。県内からは宇賀一章真鶴町長、山口昇士箱根町長、露木高信湯河原副町長などが参加した(冨田幸宏町長は立山町制60周年出席)。各市町はいずれも、火山噴火や地震・津波など万が一の大規模災害に向き合っており、また富士山の世界遺産登録やジオパーク登録などによる観光振興のチャンスを共有している。今回は各市町が防災への取り組みを紹介し合い、湯河原町は避難所運営ゲームによる防災研修、真鶴町は先月取り付けた蓄光型の津波避難指示をパネル展示した。宇賀町長は「広域で『共助』を進めるのは良い事だと思う」、山口町長は「今一番関心のある事例。市町ごとに事情があるが、住民の安心安全が基本」と話していた。